第九回勉強会を開催しました。@石橋公民館

2017年6月17日(土)18時から Ethereum勉強会を行いました。

今回の参加者は、6名でした。職業は、ソフトウェアエンジニアが多く、大学で働いている方も参加しました。

以下のようなスケジュールで勉強会をしました。

流れ
 18:00 – 19:00 ディスカッション
 19:00 – 20:30 演習
 20:30 終わり

ディスカッションでは、このブログの「わからないこと管理表」を元に質疑を行いました。

Q01. コントラクトは、ブロックチェーンのなかに保存され、ネットワークで共有されるのか?

ブロックチェーンの中にコントラクトも保存されています。コンパイルされたコードのみが保存される。ソースコードは、保存されない。コントラクトに ID が割り当てられている。デプロイすると新しい ID が割り振られる。IPFS

Q02. ブロックチェーンが増えたら捨てるのか?捨てないと、いつまでも増え続けて、共有する時間が増え続けるのでは?

マイニングとバリデーションができるノードは、全てのチェーンを持つ必要がある。マークルトゥリー(SPV)Specified Payment Verification ビットコインのヘッダにマークルトゥリーのヘッダーが入っている。32byteのデータ。Ethereum では、無駄なデータがなくてもバリデーションができる。モナコイン。

マークルトゥリーとは、ハッシュを木構造にすることで残高などの情報を取得しやすくする仕組みのようです。それがあれば、ブロックチェーンを全て持たなくても残高の確認ができる。

【連載】暗号通貨ってなんだろう?⑦「第五部『その他』」
マークルトゥリーの説明⬇︎
https://blog.visvirial.com/articles/142

Q03. ICO って、何ですか?

Initial Coin Offering の略です。ビットコインは、マイニングでお金が発生するので、ICO がなかった。(IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語に直すと「新規公開株」とか、「新規上場株式」となります。 具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。)

Q00.OTHER

そのほかに例えば、悪い奴がコインを悪いことに使っているがそのコイン(資産)を差し押さえできるのか?という問題については、多分、差し押さえはできないでしょう。という意見でした。暗号通貨は、秘密鍵でコインを管理しているが、そのコインが差し押さえできなければ、資産を差し押さえはできないという意味。

ただ、秘密鍵の管理がずさん、秘密鍵を誰かに預けていて、自分でバックアップしていないなどの場合は、資産を全て盗まれる危険性がある。(マントゴックス事件のような例)。

などの議論が行われました。

その後、演習で各自のパソコンにコントラクトを開発する環境を構築しました。

東京のブロックチェーンユーザーグループの勉強会と懇親会に参加してきました。

2016年6月16日(金)東京渋谷のブロックチェーン勉強会に参加してきました。

最初は、DriveChainの説明をしてもらいました。

基本的には、ビットコインの方を優勢に捉えているようでしたが、その場合にSideChainというもう一つの仮想通貨を作る場合のマージの話のようでした。

SideChainを作った場合、MainChainからSideChainへのコインの送金は、難しくないが、SideChainからMainChainへの返金が難しいという問題のようです。

その場合にマイナーの51%以上の賛成があれば、MainChainに返金できるようにするというのがDriveChainの基本的なコンセプトのようです。

https://connpass.com/event/58029/

ビットコインマキシマリスト(ビットコイン最大主義)というビットコインを支持する立場の人がいるということでした。

その人によると Proof of Stake は、コインが一部の人に集中してしまう問題があり、うまくいかないという主張をしているようでした。

Ethereum は、Proof of Stake のようなので、まだ、どちらが優勢かは、議論の中のようです。

その後、Interledger(インターレッジャー)の話でした。

インタレッジャーというのは、複数の仲介人を通して、コインを送金する仕組みで、これも中央管理者なしで、送金を行う仕組みのようです。

登場人物は、送金者、受信者、コネクター、公証人など、いくつかのアクターが存在する仕組みのようです。